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サラリーマン医師の皆さんへ、医局人事から解放され自由になりませんか?

最終更新日時 : 2024年8月30日
医局人事と医師の転職

皆さん、医局人事って聞いたことありますよね。

病院で働いているとよく聞きますし、ドラマなんかでもよく耳にします。

この記事では、医局人事に関すること、医師の異動、ドクターの転職事情などについて詳しく解説します。

そもそも医局ってなに?

医局とは、ドクターの控室や医師専用オフィスのことを指しますが、これが元となり、大学医学部での診療科ごとの教授を頂点とした人事組織のことも医局と呼びます。

また、大学病院のみならず、民間病院内でも医師が集まる事務室も医局と呼ばれています。

医局人事とは?

医局人事とは、医学部のある大学の医局の指示で、医師(主にその大学の出身医師)の勤務先病院を決定する人事制度のこと。

医師は、年収も高くて将来も安泰と思われる職業ですが、実は「医局」という厳しいしがらみの中で生きていかなくてはならない大変な職業なのです。

「医局人事」、なんとなく聞いたことあると思います。ドラマでは「白い巨塔」が有名ですが(もう古いか…)、まさにその世界です。

医学部のある大学には「医局」という各診療科ごとのトップ教授を頂点とした組織があり、そこから、各地域の提携医療機関へ医師の派遣(人事配置)を行なっています。

なので、大学医局に属する医師は、基本的に自分で就職先の病院を選ぶことができません。

そして、各医療機関は、提携大学からの医師の派遣を受け入れ、直接雇用します。(原則断ることができません。)

要は、持ちつ持たれつで、大学側としては医師を地域の病院に安定供給し、若い医師を育て、就業先を確保すること。病院側としても、安定的に医師を確保できるというメリットがあります。

大学医局に籍を置いている医師は、原則、本人の意思は関係なく、医局の指示で就職先の病院が決まり、また、転職に際しても医局が指示するタイミングで動かざるを得なくなります。

なので、病院の一般医師は定期的に入れ替わります。

また、病院と大学の考え方が合わず教授の一声で病院から大量の医師が一気に撤退なんてことも実際にあったりします。

本来の医局の役目としては、下記の様なものと考えます。

  • 地域にある医療機関に安定して医師を供給すること
  • 医師が様々な病院で臨床経験を積むことによって日本の医療レベルを上げる
  • 大学医局に優秀な医師を囲い込むことにより、常に最先端でレベルの高い医療を維持・提供出来るようにしている。

など。

そして、医師には、日々頼って来られる患者さんがいます。

なので、医師個人の身勝手な都合で転職などされると、病院だけでなく、患者さんが困ってしまいますよね。

それともう一点、大きな理由があります。

それは、派遣先の病院が、不正行為や違法営業、反社会的な活動を行なったり、業績が著しく悪化した時などに、速やかに優秀な医師を引き上げ、医師の雇用の維持と汚名を避けられるように、医局人事で囲い込んで保護しているんですね。

大学医局が人事権を持つことにより、ドクターも安心して医師を続けられるわけですね。

医局を離れる医師は年々増加

しかし、最近は、医局離れする医師も多く、個人で民間の転職サイト等に登録して転職活動を行なう医師も増えています。

「民間医局」とか「エムスリーキャリア」って、ドクターの方なら聞いたことがあるかと思いますが、これらはいわゆる医師専門の人材紹介会社。

医局を離れた医師の転職のサポートをしてくれます。



医師は年収ベースが高く、病院にとっても採用が難しいため、紹介会社がもらえる紹介手数料も高額になるため、手厚いサポートが受けられますよ。

開業医を目指すのもあり?

「開業して自分の城を持ちたい」「小さなクリニックを経営してマイペースにやっていきたい」等とお考えの医師もいらっしゃいますが、開業って大きなリスクを伴い、また、経営センスやノウハウも必要なので、誰でもできるわけでもなく、それなりの勉強と、覚悟と決意がないとできません。

また、開業しても、大学医局や地域の中堅病院との付き合いは続きます。

医師も雇われている以上はサラリーマンですが、それが一番安定しているしリスクも少ないです。

生涯勤務医師を選ぶ医師の方が断然多いのはそのためです。

医局に属している限り、医局人事が付きまとう

勤務医師は安定してそれなりのお給料をもらい、年功序列的に収入は上がり、安心です。

ただし、医局人事が付きまとうんです。

若い医師ですと、1年~3年で病院が変わります。

1年や2年で異動となる場合、退職金も出ません。医局人事で異動(転職)が決まると、多くの医師は3月末で今の病院を退職し、有給消化もろくにできないまま4月から次の病院勤務がスタートします。

診療部長や院長でさえ、医局人事で動くことがあります。

そして、あくまで雇用するのは派遣先の病院なので、給与条件や賞与、休日休暇、福利厚生なども派遣先の病院によって異なります。

異動後に給与が下がったり、お休みが増えたり減ったり、通勤距離が長くなったり、電カルから紙カルテの病院に異動になったり・・・、結構大変なんですよ。

そして、最近は、医師も人間関係で悩む方が多いです。今の病院で辛い状況にあっても、医局人事により簡単に転職は出来ないし、もちろん責任も大きいため、鬱や精神的に病んでしまう医師も少なくありません。

医局を離れてフリードクターに

フリードクター

なので最近は、医局に振り回されず「自分の働きたい病院で就職したい」「地元の病院で長く働きたい」「自分のライフスタイルに合った働き方をしたい」と考えるドクターが増えています。

そして、それが叶う時代になりました。

昨今は働き方改革が叫ばれ、それは、医師も対象になりつつあります。

医師も働き方を変えていく時代です。

せっかく苦労して取得した医師免許です。高い安定収入も得たわけですから、自分の人生、働く場所も自分の意思で自由に選びたいと思って当然ですよね。

病院側は、フリーの医師も歓迎

病院は、大学医局との関係はとても大切で、関係が崩れることは死活問題です。

例えば、他の大学の医師を採用することにより、提携大学の教授と亀裂が生じ、今後、医師を派遣してもらえなくなる等も無きにしも非ずです。

でも、とりあえずそういう心配も含めて、聞きたいことがあれば気軽に連絡してほしいと病院側は思っているんです。

でも、医師は慎重です。

自分から直接病院にコンタクトを取って就職希望する医師はほとんどいません。

長く、病院で人事をやってきましたがほとんど聞いたことないです。

フリードクターの殆どが、民間医局やM3キャリア等の医師専門の紹介会社を利用して転職活動をされています。

医師の求人情報は一般には公開されていないことが殆ど。

新聞折込やフリーペーパーの求人広告なんかで見たことないですよね?

病院側も、医師の求人は普通には募集できないので、基本は前述した紹介会社に依頼し、募集・採用を行います。

先ずは焦らず情報収集から

医局離れをしたいとお考えのドクターの皆さん、先ずは焦らず医師専門の紹介会社に登録し、情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。

エージェントに希望や状況を伝えた上で、じっくりとご検討されても良いと思います。

待遇はもちろん大事ですが、何よりも自分の好きな地域で、働きやすい病院で、楽しい仲間と、楽しくやりがいを持って働くことが一番かと思います。

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