増える認定看護師と領域別人口、今後の社会的ニーズ
日本看護協会の認定看護師の登録者一覧
日本看護協会の認定看護師の登録者一覧をご覧になったことはありますか?
都道府県や分類別に検索でき、なんと認定看護師の氏名(実名)と勤務先の医療機関名まで公開されています。
▼ 日本看護協会 認定看護師等 分野別都道府県別登録者検索
ここで、全ての条件で検索すると検索結果数は20721件(2020年5月 現在)。
2011年に検索してみたときは、9000人弱でしたので、この10年ほどで倍以上に増えたことになります。
▼ これは、都道府県別・分野別の認定看護師分布地図

出典:日本看護協会
人気の認定分野と社会的ニーズ
認定の分野によって人数に大きな差があります。
感染管理がダントツ多く、次いで、皮膚・排泄ケア、緩和ケア、がん化学療法が多いです。社会的ニーズも多く、看護師からも人気の認定分野なのでしょう。
感染管理等は、比較的新しい分野ではありますが、昨今の新型ウィルスやノロウィルスなどの院内感染リスクを背景に、急速にニーズが拡大していると考えられます。
一方で、全国の病院数は現在8500程(2018年5月/厚生労働省)で、減少傾向にあります。2011年に調べた際は、9000弱あったと記憶しています。
施設の規模にもよりますが、同じ分野の認定看護師って1施設に何人も必要ないという病院が多く、各分野で1人ずついれば十分というところが殆どです。
そう考えると、人口の多い分野の認定看護師は少し余り気味になってきており、意外と活躍できる場が争奪戦になりつつあったりするわけですね。
ですので、もしこれから認定ナースを目指すのであれば、人口の少ない分野や最近できた領域の認定で且つ、社会的なニーズがこれから増えそうな分野をおすすめします。
エリア別に検索もできるので、ご自身のお住まいの地域で、その分野の認定看護師がどれくらいいるかを調べてみるのも面白いと思います。
これから狙い目の認定看護師分野
あくまで主観ですが、
- 感染管理は人口は多いですが、今後もニーズは増えそうですね。まだ感染の認定ナースが少ないエリアならねらい目です。
- 化学療法や放射線治療もニーズは増えそうです。放射線治療は人数が少なく、最近できた分野にも関わらず、急角度で伸びています。
- 手術看護や訪問看護、脳卒中リハビリテーション等も人口が少ない割にニーズは多そうです。
- 認知症看護。この分野も急速に伸びましたが、今後の社会ニーズとしてはまだまだ増えそうです。
病院によっては、認定看護師の取得支援制度がある病院も多いので、認定看護師を目指したい方は、その辺りの制度・環境が整っている病院を探してみるとよいでしょう。
私の勤務する病院でも、全額病院負担、基本給ももらいながら学校に通い、資格取得を目指せます。
認定看護師の取得をバックアップしてくれる病院
今、ご自身が勤務する病院では認定看護師を目指せない(資格取得支援制度がない・認定看護師の席が埋まっている・認定看護師が必要とされない 等の)病院の場合、そこで認定看護師を目指しても無駄に年数だけが過ぎていき、気が付けば認定看護師としての旬を過ぎてしまう、他の病院で若くして活躍している認定看護師にどんどん差をつけられてしまう、なんてことにもなりかねません。
もちろん、焦りは禁物ですので、すぐに今の病院を辞めてほかの病院に転職!なんてことはお勧めしません。
でも、情報を集めるだけなら自由ですし、お金もリスクもかかりません。
認定看護師や既卒ナースのサポートに強い看護師転職サイトに登録だけしておいて、定期的に情報を得るのもありだと思います。
そして、看護師転職サイトは、やはり、取引先が多くて、情報を多く持っている大手の紹介会社を選ぶようにしてください。中途半端な業者や所在のはっきりしないような業者は、知識や情報を持ってないところが多いですので、くれぐれもご注意ください。
病院側は、紹介会社に高額の紹介料を支払います。
なぜなら、病院は看護師さんが欲しいからです。
特に中小の民間病院にとっては、認定看護師が外から来てくれるのは、とてもありがたいことですし、認定に限らず、認定看護師を目指す志の高いナースが来てくれるのは大歓迎なわけです。
なので、看護師の皆さん、紹介会社には多少の無理をお願いしても大丈夫です。
どんどん遠慮なく希望や要望を伝えて、焦らず、妥協もせずに、しっかり情報を集めて理想の就職・転職を実現させてください。
認定看護師の取得をバックアップしてくれる病院を探す
病院人事・元転職エージェントの立場で厳選した、安心できる看護師転職サイト
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人事として面接対応してきた立場から見ても、比較的ミスマッチが少ない印象があります。
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※上記3サイトは、全て厚生労働省の「職業紹介優良事業者」として認定された優良企業が運営する看護師転職サイトです。
転職するかどうかを決めるのは、情報を見てからでも遅くありません。選択肢を持ったうえで、 冷静に判断していただければと思います。
▼ 詳しくは、こちらの記事もご参照ください。



