フライトナースとは、医療用のヘリコプター「ドクターヘリ」に乗り、救急現場に救助に向かう看護師のこと。
空を飛び回り、救急患者の救助に向かう、とてもカッコイイ仕事であり、憧れを持つ看護師さんも多いことでしょう。
テレビドラマでしか見たことないという方も多いかと思いますが、最近は地震などの際の大規模災害における救助手段として見直され、整備も進んでおります。
といっても、ドクターヘリは、災害や遭難者の救助がメインではありません。一般の生活圏における救急要請がほとんどで、現場の交通事情などにより救急車が到着できない場合や救急車では時間がかかる場合などに出動します。
では、そんなフライトナースになるには、どうすればなれるのでしょうか。

フライトナースになるには?

1.フライトナースになるための資格や要件

フライトナースになるための条件として、下記の要件を満たす必要となります。

(1)看護師の経験が5年以上あり、さらに救急看護師経験3年以上の経験(もしくは同等の能力)があり、リーダーシップがとれること

前提条件として、看護師としてのキャリアが5年以上かつ、救急現場での実務経験が3年以上必要です。なので、新卒でいきなりフライトナースになるのは当然不可能。また、どんなにベテランの看護師でも、救急経験が無ければ不可能となります。また、少ないメンバーで現場での迅速な判断が必要となるため、リーダーシップ力も求められます。
フライトナースを目指すのであれば、先ずは、救急部門への異動、または、救急機能を持った病院に転職し、救急外来などで経験を積むことが必要です。

(2)ACLSプロバイダー

医師の指示の下で行う心肺蘇生法を実践できる資格のこと。
資格取得には、2日間の教育プログラムを受け、試験に合格する必要があります。
救急現場における医療用補助器具や医薬品を使用した二次救命処置について学びます。
日本ACLS協会 日本循環器学会などで受講できます。

(3)JPTECプロバイダー(もしくは同等の知識・技術)

JPTECプロバイダーとは、JPTEC(外傷病院前救護ガイドライン)に基づいた資格。外傷による致死を防ぐために、病院前外傷に対する救命処置を実践できる人に与えられる資格で、病院前救急医療の現場におけるロード&ゴーの概念を理解し、各段階において必要とされる観察・処置を見落としなく迅速に実施できること。
・生命に差し迫った危険があるか、もしくはそれが潜在していることを漏れなく発見する。
・それが発見された傷病者に対しては、「高度な医療機関への迅速な搬送」を最優先にする。
・したがってその妨げになるようなもの(例えば予後に関係なさそうな損傷への処置や、高度でない医療機関での初療など)は行わない。
など…。1日の教育プログラムを受けて実技・筆記試験に合格すると、この資格を取得できます。
一般社団法人JPTEC協議会で受講できます。

(4)第三級陸上特殊無線技士

総務省が定める無線従事者の国家資格で、陸上移動系の無線局(消防無線・鉄道無線・タクシー無線などの基地局、陸上移動局、携帯局)の操作が可能になります。救急現場では、ドクターヘリのスタッフや消防や警察との連絡、情報のやりとりを行うため、必須の資格となります。
公益財団法人 日本無線協会で受講できます。

(5)ドクターヘリ講習会を受講

日本航空医療学会が主催する「ドクターヘリ講習会」を受講します。ドクターヘリ運用に関わる関係者(医師、看護師、救急隊員などの医療関係者とヘリコプターの運用を行う操縦士、整備士、運用管理者などのスタッフ)が一堂に会し、共通事項として理解する必要のある、基本的な内容についての知識の整理、実際の運用に必要とされる実技を体験します。
日本航空医療学会で受講できます。
上記に加えて一番大事なこと…それは、、、

2.ドクターヘリを所有している医療機関に勤務すること

そう、上記の資格や要件を満たしても、ドクターヘリがある病院に勤務していないと意味がありません。フライトナースになるには、ドクターヘリを所有している病院に勤務し、かつ上記の要件を満たす必要があります。
いきなり外部採用でフライトナースを募集することは少なく、一般的には院内で募集をかけます。そのため、できれば経験を積むところからドクターヘリのある病院で勤務していることが望ましいですね。人気のポジションとなるため、狭き門となりますが、その病院の救急部門でしっかり経験を積み、ある程度のリーダーシップを発揮してれば選ばれる可能性は大です。

3.ドクターヘリが配備されている病院一覧

ドクターヘリを所有している病院はとても数が少なく、2019年5月現在で、全国43道府県に53機のドクターヘリが配備されています。
各都道府県ごとの一覧は、下記よりご覧ください。
救急ヘリ病院ネットワーク HEM-NET

4.フライトナースの勤務体制は?

フライトナースは、普段はその病院の救急部門に一看護スタッフとして勤務しています。なので、1つの医療機関に複数人(10人前後)のフライトナースが勤務し、シフトで待機しているということになります。
そして、ドクターヘリの要請があればすぐに出動できるよう、フライト担当の日は、白衣ではなくフライトスーツを常時着用した状態で勤務しています。ドクターヘリの要請があれば、途中の業務は他の看護師に任せてすぐにヘリに乗り込めるようにしておく必要があります。

5.フライトナースのなり方まとめ

フライトナースになるには、

  1. 看護師経験5年以上+救急経験3年以上
  2. ACLS、JPTECプロバイダーの資格取得
  3. 第三級陸上特殊無線技士の資格取得
  4. ドクターヘリ講習会の受講
  5. ドクターヘリが配備されている病院に勤務すること

以上となります。
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