病院の休日設定で最も多いのは4週8休でしょう。
この4週8休ってどういう意味かご存知ですか?
4週間に8回お休み・・・、回りくどい言い方してますが、要は週休2日ということです。
注意しなければいけないのは、月8回のお休み と 4週8休 は違うと言うこと。
年間の休日数に直せばよくわかりますので、順番に見ていきましょう。
病院の休日設定でよくあるパターンと年間休日数
4週8休
4週8休= 1週2休
1年間は52週あるので、2日 × 52週 = 104日/年
月8日
8日 × 12ヶ月 = 96日/年
4週7休
52週 ÷ 4週 × 7日 = 91日/年
4週9休
52週 ÷ 4週 × 9日 = 117日/年
月9日
9日 × 12ヶ月 = 108日/年
月10日
10日 × 12ヶ月 = 120日/年
こんなところでしょうか。
4週8休 = 週休2日なの?それって多い?少ない?
4週8休でも週休2日制をうたっていない場合、必ず1週間に2回のお休みが取れるとは限りません。
4週間に8回お休みを与えればOKということになります。(但し、最低限、週に1日はお休みを与える必要があります。)
4週8休(週休2日制)と明記していれば、週に2日は約束します(公休)と言うことになります。
それから、この4週8休(年間休日104日)は、多いのか少ないのかというと・・・
少ないんです。
土日祝がお休みの一般企業などでは、年間休日120日が主流です。
病院でも、4週9休(年間117日)や月9日(年間108日)、月10日(年間120日)以上の休日設定の病院も珍しくありませんので、4週8休は非常に少ない休日設定と言えるでしょう。
しかし、それ以下の4週7休などの設定の病院もありますし、公休以外にも、特別休暇や夏季・年末年始休暇などが別途与えられる病院もありますので、比較する際は、それらの休暇(100%取得できる休暇のみ)も含めた年間休日数に変換して比較するようにしましょう。
有給休暇は年間休日数に含まない
有給休暇は、どんな企業・病院でも必ず与えなければならないものですが、100%確実に使えるものではありません。法的には、初年度は最低でも6ヶ月経過後に10日間、その後、1年毎に付与日数が増え、最高20日が一般的となっています。多くの病院がこのルールで有休を付与しています。(2019年、働き方改革により、年間5日の有給消化が義務付けられました。)
有給休暇は100%約束されたお休みでは無いので、年間休日数にカウントするのはNGです。
忙しい病院等では有休なんて全くとれない、それどころか、公休ですら返上して勤務(休日出勤)しているところも少なくありません。もし、年間休日数に有休も含めて記載している病院等があれば要注意ですよ。
やっぱりお休みは多い方がいいですよね!ワークライフバランスは大切です。
就職・転職に際しては、検討中の病院の休日設定も年間休日数に直してしっかりとチェックし、分からなければ転職エージェントなどに相談し、事前に確認してもらうことをおすすめします。
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