新卒ナースの就活が年々早まっております。
人気の病院などでは、夏休み前に定員に達したり、早いところではゴールデンウィーク頃には募集を締め切るといったところもあったり、数年前では考えられない状況です。
看護系大学が増えたことによる影響が大きい
ここ数年、看護科のある大学が急増しておりますが、大学には看護科だけでなく、様々な学科があり、就職先もほとんどが一般企業となります。
一般企業の就活の動きに合わせて看護系大学生も就活を開始するため、全体的に看護師の就活も早まっていると考えられます。
そのため、看護学生も早期に内定する学生の大半が大学生中心です。
経団連が就活の早期化を規制
2013年9月、政府が経団連など主な経済団体に対し、就活を遅らせるように要請しました。
その結果、2016年の新卒採用から
- 広報活動 3月1日以降
- 選考試験 8月1日以降
- 内定通知 10月1日以降
とするように指針が発表されました。
・採用選考に関する指針(一般社団法人 日本経済団体連合会)
・参考記事(日本経済新聞)
要約すると、2016年卒以降の採用については、学生の就活が早期化しないよう企業の広報活動や選考の開始時期を制限し、学生の学習時間を確保すると共に、十分な就活期間を確保し、未就職での卒業生を減らす等の目的、紳士協定を結ぶというもの。
しかし、政府の思いとは裏腹に、学生からも大学からも企業からも不満が続出。
学生・大学からは
- 逆に就活が長期化して勉強に集中できない
- 卒論や卒業研究に差し支える
- 夏合宿や秋の全国大会への出場は断念せざるを得ない
などの声が上がりました。
一方で、企業からは
- メリットがわからない
- 来年度の人材確保と人事計画が立てにくい
- 二次募集などの時期も後ろ倒しになり不安
- 採用競争が激しくなる
などの声が上がっています。
このような状況により、今回の指針に反対している企業・大学が多く、この指針を守らずに動いている企業も多いようです。
あくまで紳士協定、守らなくても罰則はない
病院など医療機関の多くは、経団連に加盟・賛同していない非営利団体が中心ですので、看護師の採用に関しては、そもそも関係ないといったところが多いです。(一部の企業母体の病院や国公立大学・市立病院などはこの指針に従わざるを得ないようです。)
なので、この指針に従っている大学の学生さんは、就活に出遅れてしまうかもしれません。
民間病院に就職を希望する看護学生さんは、この指針はあまり気にせず早め早めに行動することが賢い選択かと思われます。
また、この指針を気にせずに採用活動を出来る病院・法人は、早期に優秀な人材を多く確保できる可能性が高いです。
逆に指針に従わざるを得ない病院・法人は、人材の確保に出遅れてしまい、来年度以降の必要な人材を確保できない恐れが出てきます。
これは、転職を考えている既卒ナースにも影響しますね。
既卒ナースも早めの行動がカギ
新卒採用の枠が早く埋まると言うことは、既卒ナースの中途採用枠の選考・採用も早まる可能性が高いです。また、そういう病院がには、良い人材が集まり、質の高い看護を提供している可能性が高いです。事実、既に多くの人気病院が来年度の採用を終え、エントリーを締め切っています。
いい病院は採用活動も早い、いい看護師さんも就活が早いという傾向があります。
以上、あくまで個人の主観ですが、ご参考まで。
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