7対1看護配置とは

7対1看護配置とは、正式には「一般病棟7対1入院基本料」といい、病院の施設基準の一つです。単純に言うと、1日(24時間)平均して患者7名に対して常に看護師が1名勤務していることが条件の施設基準です。

単純そうに見えますが、これが意外とややこしい計算が必要で、実際に認可を受けるには様式9という所定のエクセルシートで大変な計算作業が必要なことは、皆さんご存知でしょうか。

病院の収益の根源となる診療報酬に大きく関わる計算なので、正しい根拠データの提出が求められるわけです。

様式9とは

様式9とは、厚生労働省が指定する「入院基本料」と「特定入院料」の施設基準の届出や管理に必要な計算書式です。 「患者数」や「看護職員の勤務状況」を1枚の様式に反映し、最大で17項目もの計算を行う非常に複雑な様式で、正しい結果を出すには専門的な知識と経験が必要な様式です。

厚生労働省のホームページからは、ワードファイルかPDFしかダウンロードできず、自動計算機能はついておりません。以前は、日本看護協会のホームページからエクセル形式の自動計算付き書式がダウンロードできましたが、こちらも2014かから公開終了となりました。(計算がややこしくなり責任を負えなくなったのでしょうか)

現在は、下記のような勤怠管理系のシステム会社や電カルメーカーから比較的管理しやすいソフトや様式がリリースされております。有料ではありますが、これらを利用する方が確実でしょう。

様式9のエクセルシートは、様式9ドットコムというサイトでダウンロード可能です。

 

しかし、この様式に必要な情報をすべて埋めるのは、専任の担当者以外は難しいでしょう。病院の一職員には到底無理だと思います。特に看護師一人一人の勤務データなんて、専任者しかアクセスできない情報です。

7対1の概算を出す簡単な計算式

施設基準の管理として、最終的には様式9での計算が必要なんですが、とりあえずの概算計算でざっくりと目安を知りたいってことありますよね?そんな時に便利な計算式をご紹介します。

 

1.7対1看護配置で1日に必要な病棟看護師数()を算出

  • 1日の平均入院患者数÷7=(1日に必要な病棟看護師数)

 

2.一人あたりの年間労働時間()を計算します。

  • (月の所定労働時間×12ヶ月)-(有給取得見込日数×1日の所定労働時間)=

 

3.7対1看護に必要な看護師の年間総労働時間()を算出

  • ×24h×365日=

 

4.上記1~3より、7対1で必要な病棟看護師数(D)を算出

  • ÷(7対1看護に必要な病棟看護師数)

 

<注>

  1. 平均入院患者数は1年間の平均
  2. 年間労働時間は、有給消化も見込んで算出
  3. 7対1看護の対象は、あくまで病棟看護師の数(外来やオペ室等、入院病床のない部署の看護師数は含まれない)
  4. 特定集中治療室(2対1)等は別途計算が必要
  5. これはあくまでザックリ計算ですので参考程度に

 

上記を踏まえた7対1の計算例

施設設定

  • 病床数 300床
  • 1日の平均入院患者数 280人(稼働率93%で計算)
  • 1日の所定労働時間 7h
  • 月の所定労働時間 150h
  • 年間有給取得見込数 10日/1人(平均)

(1)先ず、7対1看護配置で1日に必要な病棟看護師数(A)を算出します。

280人÷7h = 40人(A)

(2)看護師一人あたりの年間実働時間(B)を算出します。

(150h×12ヶ月)-(10日×7h)= 1,730h(B)

(3)7対1看護配置になった場合の病棟看護師の総年間労働時間(C)を算出します。

40人×24h×365日 = 350,400h(C)

(4)7対1看護配置に必要な病棟看護師数(D)を算出します。

350,400h÷1730h=202.54人

(結果)よって、この病院の7対1看護配置に必要な病棟看護師数は、

約 203人 となります。※あくまで目安です。

この人数は、“病棟のみ”の人数です。
病院全体の看護師数ではありませんので、ご注意ください。
外来や救急、手術室等、病棟以外の看護師数は7対1の計算に含まれません。
また、看護配置2対1の特定集中治療室などについては、個別に計算が必要です。
(10対1の計算をする際は、上記の7を10に変えて計算してください。)

実際には余剰をプラスして、235人くらいが7対1のキープも考えた現実的な人数でしょうか。

皆さんも、お勤め先の施設基準で試算してみてください☆

 

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